高座ログ

本日は、第十回仔鹿寄席にご来場いただき、また、沢山の差し入れまで頂戴して誠に有難うございました。今回、私はトリで「火焔太鼓」をしました。高座に上がるまで楽屋で30回くらい人の字を書いて呑み込んだのですが緊張が取れず、冷や汗をかいたまま高座に上がったのですが、皆さまの顔をみたら妙に楽しくなってしまい…重ね重ね、ありがとうございました。

夢中になってたので冷静になってみると、あーすりゃよかったこーすりゃよかった、あそこはあのテンションで良いのか等々、悔しい思いもあります。色々と試行錯誤しながら、もっと良い落語が出来るよう頑張りますので、どうぞこれからもよろしくお願い申し上げます。

ちなみに次回は7月、場所も今回と同じく徳丸三凱亭を使わせて頂く事になりました。また色々決まったらこのブログでも告知しますね。目指せ!看板番組!

高座ログ

土曜日は落語寺子屋発表会でした。述べ100名近くのお客様にご来場いただき誠にありがとうございました。私は「親子酒」をやりました。なかなか酔った感じを出せず躓きっぱなしですが、珍しく自分でこさえた時事ネタでないくすぐりがウケたので嬉しかったです。ありがとうございました。

打ち上げで次のネタも決めました。「からぬけ」以来、久しぶりの与太郎噺です。

落語鑑賞覚書

国立演芸場 中席

道具や 彦星
鰻屋 小駒
真田小僧 馬治
しわいや 馬楽
漫才 ヨノ&キク
茄子娘 正雀
うどん屋 馬生
獅子 世之介&菊春

仲入り

鹿芝居「嘘か誠恋の辻占」

(敬称略)

週末ずっとバタバタしてて、漸く落ち着いたので纏めて。これは金曜日の話。先日、小駒さんの二つ目昇進記念の落語会に伺った際にチケットを売ってるのを見て、そう言えば鹿芝居って見た事ないなーと思って行って参りました。

前座の彦星くんは酒粕〜からぬけ〜道具やのフルセットで。小駒さんの鰻屋は鰻の動きがめちゃくちゃ激しく暴れてて楽しい。漫才?つーかマジック?は世之介師匠と菊春師匠。二人とも仲良しだなあ。正雀師匠の茄子娘は初めて。ほんと、サゲをポツリと言って下がってく感じが素敵。馬生師匠は飄々として明るく、でも押さないスマートな感じがいいなあ。

さて、鹿芝居。タイトルの通り辰巳の辻占という落語をベースにしてるのですが、他にも色々、落語好きならニヤリとするギミックが盛りだくさんで楽しかったです。舞台も思った以上に本格的かと思ったら、本当に国立劇場の大道具さんが作ってるとか。おお…。フィナーレでは節分の時のように舞台から手拭いを巻いてましたが、運良く目の前に馬生師匠の手拭い(蛙の絵が書いてありました。後から知ったのですが、中尾彬さんの筆らしいです)が飛んできた。ありがてえ!

終演後、小駒さんが馬生師匠が作ったサイン付きの句集を手売りしてました。俳句に興味がないので一旦は片手拝みで立ち去ったのですが、手拭いを受け取った事を思い出し、また、これが興味を持つキッカケにならないとも限らないと思い直し戻って購入。僕が買った時にはサイン付きは売り切れてたようで、小駒さんがお客様を送り出し中の馬生師匠に掛け合ってその場でサインを書いて下さいました。いい師弟だなあ。

また伺いたいと思います。

落語鑑賞覚書

つる子・音助二人会
ミュージックテイト西新宿

粗忽の釘 音助
ギター教室 つる子

仲入り

やかん つる子
棒鱈 音助

(敬称略)

えー、つい先日ある方に「どのくらいの頻度で寄席とか落語会に行ってるんですか?」と聞かれて「んー、月2、3回かな?」と答えた大嘘付きの福来です。大好きな二人会、いっとき毎回のように通ってましたが何かのタイミングで逃してから暫く間が空いてしまいました。

オープニングトークはいつも、お互いのネタ帳を交換して次回のネタを1つずつリクエストするのですが、最近ちょっと変わったらしく、リクエストは2つずつ、そのうちお客さんの挙手が多い方を次回かける事になりました。前回決まった(今回やる)リクエストが「ギター教室」と「棒鱈」今回決まったのが音助さんが「風呂敷」、つる子さんは「奥山病院忌憚」と言う、白鳥師匠作のお婆さんの幽霊が出てくる噺、でした。

余談ですが、この次回のネタ選びにお客さんも関わるって方式。聴きたい希望を叶えられて嬉しいと同時に、なんとなくリクエストに関わった責任感めいたものを生むので、割とリピーターを作りやすい「あざと良い」手法だと思う。思っていつつも抵抗出来ない(笑)

ギター教室は、つる子さんがお友達と作った新作落語だそう。何となく某アマチュア社会人落語家さんがチラチラ浮かぶ。いつかお会いしたい方の一人です。ある新婚夫婦のお互いへのサプライズが偶然生み出した物語、から美談要素を抜いた感じのドタバタ劇(笑)でした。面白いナァ。

棒鱈、全般的には勿論ウットリ。とは言え、やっぱ音助さんってスローペースじゃないのにのんびりしてると言うか、落ち着いてると言うか…いつも安心して聴けるのですが、それでもこの噺はちょっと緊張が見えたから、やっぱ難しい噺なんだなあと思った。思ったと同時に、また「赤ベロベロ」言いたくなった。今年どっかでかけよう。

カンパ・その後

カンパ

一生懸命に自分の意見を押し付けないようにしようとする意図で書いたつもりですが、二日経って見直してみると全然ダメダメですな。この正直者め。大人気なくてスンマセン。

まあでも、別にこの日に限らず社会人落語会で使途不明のカンパ箱を見る度にモヤモヤ思ってた本音ですし、言いたい事をすっかり言い切ってしまったのでとてもすっきりしました(笑)なのでこれ以上、カンパについての言及はしません。本文にも書いたけど、色々考えて勝手にやりゃ良いのだ。にしてもホント、このテの記事は無言のアクセス数が凄いナァ…。

これ読んで誰がどう思ったかは今更知った事ではないですが、出来ればこれからはチラシ等々に堂々と大きく「カンパ歓迎!」って書いて下さいませ。

行かないから。現場にいなきゃ腹も立たぬわいな。

レケレケ男

今週末16日の落語寺子屋発表会で「親子酒」をネタ下ろしします。
酔っ払いの噺は好きなものが多い(「替り目」「棒鱈」「一人酒盛」「猫の災難」「らくだ」「風呂敷」等々)ので、だから何とか酔っぱらう仕草をマスターしたいのですが、やっぱりなかなか身につかないものですね。

もし下戸なら酔っ払いを冷静に観察できるのですが、同席してる僕自身もだいたい酔ってる。その時は「おお、これが酔っぱらった感覚だな!完璧だ!開眼した!」と思っても、朝になると何一つ感覚が残っていない。感覚どころか記憶もない。まさに魔境。

仕方ないので一念発起して、酒席を素面で参加しようとチャレンジした事もあるけど、周りの人達は僕が呑めるのを知ってるので「何?呑まないの?え、泥酔する姿を観察したいから素面で見てる?そんな事言われて酔えるか!お前も呑め!」となり、またもレケレケに。目の前の快楽に対する意思が弱すぎる。

だいたいさ、居酒屋料理なんてお茶で食ってもしょっぱいだけで旨くも何ともないんだよね・・・。

これは、たまに呑むからいけないんじゃなかろうか、逆に晩酌で当たり前に毎日酒を呑むようになれば、お酒の特別感がなくなって1回ぐらい酒席で素面でいても勿体なく無くなるのかしらん・・・γ-GTPだけ上がる未来しか見えない。

みんなどうしてるのかなー。

落語鑑賞覚書

野方寄席
野方区民ホール

黄金の大黒 つる子
出来心 たま平
天狗裁き たこ蔵

(途中退席・敬称略)

あ、書くのすっかり忘れてた。
日曜の午前中に中野区は野方区民ホールの林家若手一門会に伺いました。真打披露興行からこっち、たこ蔵師匠の噺を聴いてなかったのと、そういや暫くつる子さんの高座も見てないやー、と思い。つる子さんの黄金の大黒、時間配分的に冗談オチかな?と思ったら、サゲまでちゃんと纏めてて、流石プロの方は編集が上手いナァ。たま平さんは初めてちゃんと拝見しましたが、いかにも林家っぽい愛されキャラねー。こちらもまぬけ泥で終わるかと思ったら出来心まで。ちょっと強引な展開でしたが(笑)たこ蔵さんの天狗裁きは上方言葉で。相変わらずキャラが濃い。ネパールの天狗で口癖が「にゃー」ってなんやねん!大笑いしました。

残念ながらそれでも予定時刻を押しててここでタイムオーバーし、トリのぼたん師匠は見ずに途中退席致しました。また聴きたいねー。

カンパ

こういう事を書くと、どうせ嫌われるのは分かってる。いちおう先に言い訳をしておくと、別に他人様の社会人落語会がカンパをする事自体、邪魔はしない(払わないし貰わない、と言う形で否定はする)つもり。先日の専任のお茶子さんの件と同じ、自分の主催する会ではする気になれないナァと思うだけの話。

当然ながら、例えば病気の友人知人の助けとか、災害に対する義援金と言うような使途を明確にし、カンパ本来の意味である「困窮した人を助ける」カンパについては、とても尊敬できるし、少しでも力になりたいと思う。また、自分自身、時折、特にデイケア施設のような、ある意味企業相手の公演の場合、多少の交通費を頂く事もあるし、ごくごく稀にお客様からご祝儀袋を頂く機会があり、固辞はできない事もある。でも、こちらから金銭の支払いを求めた事は一度もない。

社会人落語は比較的、安い趣味だと思うけど、それでも回数を重ねれば馬鹿にならない金額になるのは分かってる。特に昨今は東西交流も盛んになり、交通費や宿泊費の負担はほかの趣味と変わらない。また、回数を重ねなければ上達をしないのも理解出来る。

その上で、費用負担が自身の裁量を超えるなら公演回数を減らして支出を抑えれば良いし、逆に上達する為の費用負担をお客様に求めるなら「あわよくばカンパ」なんて考えず最初から有料の会にすれば良い。演劇やバンドの世界ではとっくにそうしている。プロ、アマの領域云々もあるけど、個人的にはプロを騙って木戸銭を貰うのが言語道断なだけであって「アマチュアです。でも有料なんです」と説明を受けて納得したお客様がついてくるならそれで良いと思う。遠方から出演者をお呼びする負担も、無料と謳った会ではお客様に求めない方が良いと思う。

有料公演には踏み込めず、かと言って高座からお客様にしきりに使途不明のカンパ(善意)をねだる姿は、あんまり見てて良い気分はしない。立派な会場を借りて高座道具も一通り揃えて、地味でススケタ格好のお客さん(←大失言)の前には、綺麗な私服を着た出演者がカンパ箱を持って笑顔で立っている。実に不思議でカルトな構図だ。一体全体、どこが困窮しているのか。

昔から旦那芸って言葉がある通り、素人の芸事は浪費する方がまだ健全。「寝床」の大旦那が会場にカンパ箱を置いてるかっての。こちとら貧乏サラリーマンだし芸はセコだけど、心は錦。社員食堂で200円の蕎麦食ったって、お客さんの前では何処に出しても恥ずかしい、いっぱしの道楽モンだと見栄を張ってらい。

繰り返しになりますが、使途不明のカンパをさせたい主宰者の会に僕が出演しても、その邪魔をする気は一切ありません。僕には分からない色んな事情を抱えてる人に僕の意見を押し付ける気はさらさらないし、いちいち込み入った事情を知りたいとも思わないので。でも、自分の会では事情を知らないお客さんに勝手にそう思わせるような真似は絶対にしたくない。

まあ、半分は冗談でもう半分は単におちょくってるだけなので、あまり気になさらず自由に生きてください。ご意見無用。

落語鑑賞覚書

The 菊之丞
於 ムーブ町屋

道灌 まめ菊
愛宕山 菊之丞

仲入り

紫檀楼古木 扇辰
明烏 菊之丞

(敬称略)

明烏はチラシにネタ出しされてたので、もう一席なにかな?と楽しみにしてたら愛宕山!外は極寒でしたが、なんとなく春の陽気を感じたり。扇辰師匠の紫檀楼古木、何度か拝見してますが、汚くてカッコいいのよね、古木おじいちゃん。