落語鑑賞覚書

お笑い怪談噺の夕べ Vol.12
於 天満天神繁昌亭

荒寺幽霊 たま
腕喰い 染雀
五光 米左

仲入り

応挙と幽霊の花魁 南鱗
備後屋敷 福笑

(敬称略)

落語に触れて早七年、ようやく行ってまいりました悲願の繁昌亭!長かった〜。

上方の社会人落語の先輩であります、満福亭ゆ乃月さんが毎年、SNSでこの会を紹介されてるのを見て、もし繁昌亭に伺うならこの会が良い!と思ってたのが漸く叶いました。ありがとうございます!

外観はこんな感じ。よく見ると入り口に幽霊がいますね。内装の写真は撮らなかったのですが、天井いっぱいに出資者の方の御名前が書いた提灯が並んでました。知り合いが中にいらっしゃると聞いてはいたのですが、残念ながら該当の提灯は見つからず。規模は一階だけで130名くらい。たぶん、二階席もあるから全体で200席くらいあるのかなぁ。内装の雰囲気は横浜にぎわい座が一番近いと思いました。僕は通路側の席に。

開口一番、たま師匠はショート落語からの新作(ですよね)に。幽霊と霊媒師のやりとりが楽しい。次は染雀師匠の「腕喰い」。今日の会は全て聞いた事のない噺、中でもこの噺はタイトル的に一番気になってましたが、たぶん、江戸で言う「団子坂奇談」に近い因縁噺。所作が綺麗なのに、おこもさんの演技が妙にリアルで大笑いしました。次が米左師匠の「五光」もとは米朝師匠だけがされてて、いまは米左師匠だけがされてる噺。当人が仰ってるとおり、難しく、分かりにくく、面白くない、のですが、何でしょう、不思議な余韻を残す噺で、もう一回聴きたいと思いました。

ここで仲入り。そうそう、こちらの寄席囃子を浴びるのも目的の一つで、以前、仲入りと仲入り後は江戸と上方で逆、と先輩から教えていただいていたのを思い出す。その時、こっち(江戸)では仲入り後はお囃子ない(クイツキの出囃子から始まるので)よなぁ、と思ってたのですが、漸く意味が分かりました。仲入り後に口上をする時、かかっていた曲が、上方では仲入り前にかかってました。(自分で書いててややこしい…)

仲入り後は南鱗先生、どこかで聞いた御名前かと思ったら社会人講談師の玉井亀鶴さんの日本橋亭での会で拝見した事がありました。独特のテンポ、でも聴かせる講談でした。最後、トリは福笑師匠、こちらはタイトルから想像するのに反して新作落語なのが意外でしたが、腹抱えて笑いました。失礼ながら初めて拝見した方ですが、こう、僕の思う上方の芸人さんイメージを体現してるような雰囲気の方でした。

高座のクライマックス、会場は暗転して幽霊登場!までは、そりゃ想定内ですが、その幽霊がこちらにやって来て、ああ!そこから先は言いたくない!身の毛もよだつ惨劇が!僕は(赤面で)悲鳴をあげてしまい…

で、何故か僕の手に、きんぴらコンニャク。

終演後、幽霊とパシャリ。

ゆ乃月さん!新たなトラウマをありがとう!うそうそ、超楽しい体験をありがとうございました。