シェイプ・オブ・ウォーター

祝!アカデミー賞!って事で観てきましたよ。

話としては、いわゆる異種婚姻譚という事になるのかな。人ならざる異形に魅せられる人間、或いはその逆、勿論、相思相愛と、古今東西ずっと作られてきた物語の類型です。例えば、西洋の童話「カエルの王様」、ディズニーで有名な「美女と野獣」、日本のアニメだと「おおかみこどもの雨と雪」、婚姻というより母子(人間の母に異形の子供)関係になるけど、機動警察パトレイバーの「廃棄物13号」とかね。落語ブログっぽい事をいえば古典落語の「お若伊之助」なんて、狸が夜這いをかける噺は、見ようによっては狸の恋愛話と言えない事も、ない?ダメ?(笑)

シェイプオブ〜の話に戻ると、ギレルモ・デル・トロ監督は、上記の美女と野獣が嫌いらしい。と、言うのも、最終的には野獣はハンサムの王子様になるので、結局はちょっと苦労した美男美女の話じゃねーか、って事なのです(魔法でカエルになった王子様もそうですね)。逆に、日本の異種婚姻譚って、異形は異形のまま人間と恋愛関係になる気がします。デル・トロは日本の怪獣大好きだから、その辺りも影響を受けてるのかも知れませんね。

ヒロインが唖者なのもマイノリティを強調すると共に、異形とのコミュニケーションにリアリティを出してますね。手話は通常の話し言葉と同じで、地域によって違うんですが、それとは別に、世界統一言語としての「国際手話」ってものがあるそうですよ。先進的なのですねえ。

あ、そうそう大事なこと、この映画、R15なのです。だから、全般的にむせ返るような、湿度100%の色気全開映画でもあるという事を書き残しておきます(笑)