落語鑑賞覚書

新宿末廣亭 昼席

市坊 垂乳根
扇 歯ンデレラ
丸山おさむ 声帯模写
やまと 狸札
玉の輔 紙入れ
ダーク広和 奇術
志ん陽 猫と金魚
正雀 松山鏡
ホームラン 漫才
歌武蔵 支度部屋外伝
志ん橋 出来心
楽一 紙切り
馬風 漫談

仲入り

襲名披露口上
吉窓、馬風、橘之助、歌司、金馬

吉窓 山号寺号
歌司 漫談
金馬 四人癖
橘之助 浮世節

(敬称略)

今日は色んなところで落語会があったのですが、やっぱり、ね。色物さんがトリの寄席なんて、今後、自分の生涯でそう何度も見れないと思い新宿末廣亭へ。最初は一階に8割くらいの入りでしたが、最終的には二階までぎっしりでした。

扇さんの「歯ンデレラ」は、タイトルは頻繁に目にしてましたが、ちゃんと聴くのは初めて。丸山おさむさん、結構、風刺全開で如何にも寄席芸人って感じで素敵。志ん陽師匠の「猫と金魚」は甚五楼師匠のに近い形だったなあ。歌武蔵師匠、実は生で高座を見るのは初めて。結構、乱暴な物言いが角界の雰囲気。志ん橋師匠大好きです。楽一さん、随分落ち着いたなあ。金馬師匠の「四人癖」、自分が覚えるときにお手本にさせていただいたので何度も動画は拝見したのですが、もしかして生は初かも?

二代 立花家橘之助師匠、初代が亡くなって80年以上経ち、協会の中にも直接会った人は一人もいない状況での襲名だそうです。「浮世節」は、当時の俗曲、端唄小唄新内浄瑠璃等々の良いとこ取りした音曲で、初代橘之助師匠が発案者であり家元なのです。その中から、舞台にもなった代表曲「たぬき」を披露してくださったのですが、むむう、確かに派手だし、初代の三味線技術の天才ぶりが伺えるのですが、流石にお客さんも初めての「浮世節」に、どう乗っていいか戸惑っている様子でした。初代の継承者としての路線でお客さんに浸透させるのか、これまでの小円歌師匠路線も取り入れるのか、現代の要素を取り込んだ新しい「二代流浮世節」を作り出すのか、今後の展開がとても興味深いと思います。なんて偉そうな俺。昨日今日寄席に通い出した癖しやがって何をぬかしてやがる蹴っ飛ばすぞキャイン。

もちろん、御祝儀代わりに扇子と手ぬぐいを購入。だいぶ増えて来たなあ…。