落語鑑賞覚書

落語 にほん晴れ
於 稲荷町うららか亭

一左 荒茶
さん若 干物箱

仲入り

さん若 権助芝居
一左 黄金餅

(敬称略)

外は大雨ですがタイトルは「にほん晴れ」出演者のお二人とも先週末の台風にはずいぶんと苦労されてたよう。

「荒茶」は「本膳」の亜流のような噺でした。一左さんは顔付きが濃いから、武士のような厳しい表情が似合うなぁ…。いろーんな物体が混ざった茶を一気飲みする所は、ちょっと悲鳴をあげそうになりました(笑)

さん若さんの「権助芝居」。この演目は生で拝見するのは初めて。音源では昔「一分茶番」で聴いた事はありますが、前半で終わるパターンもあるのですね。去年、歌舞伎の七段目を聴いたので、提灯ブラのドイヒーさがより一層際立ちました(笑)

落伍

大会に落ちても、昔ほど落ち込まなくなった。

悪い意味では、落ちる事に慣れてしまったのだろうね。正直、ビデオ撮りながらも可能性が低いのは自覚していたし。ただそれは劣等感とか卑下からそう思ってたわけではなく、

ああ、去年の僕よりは確実に面白くなってる。

でも、まだ「本当にうまい人」には足りない。

そんな風に「自分」と「本当にうまい人」との距離が冷静に測れるようになったから。
それはきっと、肥大した自意識から少し解放されたせい。あと、たぶん、去年の僕よりはそれなりに伸びたせいだと思いたい。

良い意味では、ここ一年で自分の環境が変わってしまった。そもそも大会に出たかったのは、高座数を増やしたかったからだ。面白いと思われたら、あちこち呼ばれるようになるんじゃないかと思ったからだ。それが自尊心だったり優越感だったりとは無関係とは今更言わないよ。

で、結果として、僕は大会で活躍しないまま、それでもそこそこ出演させていただいてる。ほとんどは自前の会であるけれど、それだって付き合って下さる共演者、お客様あっての事ですし、有難いことに時々はゲストとしてお呼びいただいている。だから、大会出場という「手段」を用いる事無く、目的を達成してしまった。
勿論、それに甘える事なく稽古は続けていかなきゃ、だけど「手段」としての大会にあまり執着しなくなってしまったのも事実なのです。

と言っても基本、負けず嫌いな僕の事なので来年も応募したいと思います。
さて、池田の締切まであと9か月、さっそく作戦を練ってみましょうか。