落語鑑賞覚書

黒門亭 土曜一部

ぐんま グレコ奮闘記
美るく 金魚の芸者
志ん橋 天災
文雀 虎の子
三朝 船徳

(敬称略)

開口一番のぐんまさん、前座さんにしては珍しく新作落語でした。クライマックスの、師匠譲りの座布団芸は圧巻。前座さんですので狙って見るのは難しいかもしれませんが、落語とプロレスを愛する人には一見の価値ありです。

美るくさんは「あの(座布団芸)の後、何をやれば良いのやら」と苦笑しながら、夏らしく涼しげで色っぽい噺を。女性がされてるからか、芸者になった金魚の仕草や言葉遣いの魅力が凄く伝わりました。

志ん橋師匠は、何故かわたしは寄席より圧倒的に黒門亭で見る機会が多いです。むしろ志ん橋師匠出るから黒門亭に行こう!って思うくらいに好き。凄く渋い方ですが、べらぼうにキュートなんですよね。ワイワイ沸かせてました。

文雀師匠は、ずいぶん暫く正面から高座を拝見してなかったので(キャナリーの発表会だと、だいたい最後の幕係なので袖で見てました)、なんとなく感動。今回もちょっと珍しい噺をさらりと演られてました。

三朝師匠の船徳は、船宿の女将さんが妙に色っぽかったのが印象的。なんとなく廓の女将さん的な色気でしたが、船宿の二階は昔は休憩所だったそうだから、非公式にそういう事もあったのかなあ、と思ったり。勿論、本編もきっちりと笑わせていただきました。