顔と名前を覚えてください

主義主張は野暮天。それは分かってますが、敢えて下手くそなりに寄席文字に関わる、クラスでいちばん下手くその生徒としてボヤきます。あくまで僕個人の感想です。

最近、伺ったアマチュアの落語会で、立て続けにメクリがかなり低い位置に置いてあって正直、がっかり。あれじゃ客席から名前どころか、亭号ですらまともに読めない高さでした。

その癖、高座では判で押したように「ぜひ、顔と名前を覚えてください!」と、メクリを見ながら定型句。でも、その視線の先のメクリには名前が見えない…お客様に名前を覚えて欲しいと本気で言ってます?

勿論、メクリ書くのは裏方の仕事だし、一旦お渡したメクリを何処に置こうと裏方に決められる事ではないのでしょう。また、メクリが理想的な高さに置ける会場を常に選べるとは限らないのも当然です。

でも、でも!個人的に願えるなら、もし、客席からほとんど読めないメクリしか用意出来ないならば、割り切っていっそメクリを片付けてしまう妥協もある事に、どうか気付いて下さい。

メクリは雰囲気作りのアクセサリーではありません。貴方の大事な高座名を、お客様に覚えて頂くことをサポートする道具です。