人のふり見て

駅まで歩く途中、

前方に歩いているおばさんが、なにやらブツブツと呟いてる。小さい声だったので、最初、何を言ってるか全く分からず、かと言って日本語ではないのも確かで、どうやら電話してる訳でもない。

「わー、春先に増えるって言う言葉の通じないアブナイ人かな。くわばらくわばら」と、思って緊張しつつ追い抜きがてら、それでも好奇心からつい、横目でチラっとおばさんの方を向くと、手には台本のようなものを持ってて、小さく呟いてるのは英語だった。英語劇か朗読会か分からないけど、どうやら、稽古中だったみたい。なぁんだ、と、安心して、

自分も落語の稽古を再開する。

 

 

 

 

 

はっ!!!!????

人のふり見たって、我がふり直せず。

バンコクナイツ

監督の前作「サウダーヂ」が(上映後、諸事情により殆ど再び観る機会を逸してしまった伝説的エピソードも含めて)凄く印象に残っていたので、とても楽しみにしてたのですが、3月の土日は予定がキツキツになっており、このタイミングしかもない!ってんで会社帰りにテアトル新宿で観てきました。

前作が甲府地方だったのに対して、今回の舞台はタイのバンコク。タニア通りという、日本人向けの歓楽街で働くタイ人娼婦ラックと、自衛官出身で、ラックの元恋人であるオザワが、数年ぶりに偶然の再会を果たすところから運命の歯車が回り始める。

なんて書くと、割と在り来たりなロマンスのようですが、そこは「サウダーヂ」の監督、そこに暮らす人々の文化、風習の描写が半端ない。まず、ラックの働いてる連れ出しバー?なんですが、店の入口にひな壇がありまして、そこに色とりどりの娼婦がズラーっと並んで、日本人のお客はその中から気に入った子を選んで、店で呑んだり、別料金払って連れ出したりする訳です。これは紛れもなく遊郭だ…。

他にも、日本とは全く違う方向に発展していったと思われる仏教文化(エキセントリックな極色彩の寺院とか)や、割とカジュアルに蔓延しちゃってるアイス(覚醒剤)中毒描写や、まあ、お仕事柄どうしても避けられないHIVやら、最初は単なる駐在員だったのに、なんだかんだで職を失い日本に帰って来れなくなった、「沈没組」と呼ばれる在タイ日本人やら、これでもかっと言うぐらい畳み掛けてくれましたよ。

特に圧巻なのは、後半にオザワが訪れる、ベトナム戦争の激戦地ディエンビエンフーの風景。広大な、美しいとさえ思える草原に、明らかに爆弾の投下によって出来たと思われる醜い無数のクレーター。いまも思い出すと胃が痛くなってきます。

でも、厳しい現実を突きつけているのに、映像や音楽は本当に繊細で美しかったです。ただ、けっこう長尺で、登場人物もやたら多いので、鑑賞後はパンフレットを買っておさらいする事をお勧めします(笑)

小さな幸せ

たまたま買った落語のCD。

マクラを聴いてると、あれ?何処かで聴いた事のある話題が

よくよく調べてみると、ずいぶん以前、同じくたまたま買った別の噺家さんのCDと同じ日、同じ場所で録音したものと判明。順番に聴くと、確かにマクラでの掛け合いが繋がっている!

2つのCDを組み合わせて並べ替えて、その日その場所で開催された、十年以上昔の二人会が再現できた時、

ちょっとした幸せを感じます。

生きんまの目を抜く熾烈なサラリーマン

仕事が終わって帰り際、コワモテの上司に

「ちょっといいか?」

と呼び出され、やれ、何かしくじったか、それとも無理難題を押し付けられるかと内心ビクビクしてたら

「あのさ、こないだテレビで『不動坊』っての観たんだけど、うん、たい平さんのやつ。途中から観たんで、あれの笑いどころが分からねえ」

と、おっしゃったので、身振り手振りと多少の熱演(不動坊は持ってない)を交えて説明をしましたところ、

「そうか!それで、『四十九日も過ぎぬのに』、と続くんだな!分かった!ありがとう!」

と、ご機嫌で帰っていきましたよ。うちの会社って鈴木建設(※)だったっけ…?

 

(※)釣りバカ日誌のハマちゃんスーさんが勤めてる会社。

いよいよ今月末!

【第四回仔鹿寄席】
日時:2017年3月25日(土) 13:15開場 13:30開演
場所:浅草公会堂 四階和室
番組:

福来 「からぬけ」
大福 「堀之内」
小鉄 「唐獅子牡丹」

お仲入り

だっぺ 「家見舞」
おけこみかん 「三味線」
七夕 「お玉牛」

ようやくひと月切りました第四回仔鹿寄席!!!大福さん、七夕さんのキャナリー的ビックゲストや、謎の三味線デュオおけこみかんが春の浅草を彩ります。

勿論、仔鹿寄席レギュラーメンバーも大奮闘!そして、、、あっと驚く大発表が!!!!皆様のご来場を、こころよりお待ちしております!

五万節

学校出てから十余年(コラサっと)
今じゃプロジェクトマネージャー(コラサっと)
なだめ・すかして口八丁
鎮めたトラブルが五万件
(サバ云うなこのヤロー)

2017年2月の振り返り

今月は短かったせいか、意外と昔の記事の気がしませんね。
て事で2月の振り返りをば。

1.はやり歌

寄席の歌、相変わらず聴いております。でも、最近はLA LA LANDのサントラと1:1くらい(笑)他に好きな歌を挙げるなら、金来節とか、猫じゃ猫じゃとか、長崎ぶらぶら節とか、東雲節とか。ッテナコットオッシャイマシタカネー♪

1.ツキイチやきもち

同率1位は小料理屋やきもちの記事。
先日、ちょうどバレンタインの日に大残業大会がありまして、夜22時に退社したあと、「このままおめおめと帰れるか!」と急遽、突入。一杯だけ呑んで帰りました。まるでダメなサラリーマンみたいですね(みたいじゃなくてそのもの?)

3.落語鑑賞覚書

昭和元禄落語心中寄席の話です。
本当は1月の記事ですが、1月31日の夜中にアップしたのでこのタイミングで載りました。落語初心者に戻りたいなどと抜かしておりますが、私なんざまだ振り返る程の経験者ではございませんので引き続き精進してまいります。

4.落語の稽古

談志師匠、稽古をつける!の図。
私は寄席の世界の事なんて、まるで分からないに等しいですが、ごくごく単純に、すごく分かりやすかったので学生時代にこんな先生がいたらもっと真面目に勉強したかもなーと思いました。

5.笑顔

おお、吉遊さん効果ですかね。この集まりの詳細はまだナイショ。たぶん、びっくりすると思います。いろいろな意味で。

貴方の好きな記事はありましたか?今月も宜しくお願い致します。