人のふり見て

駅まで歩く途中、

前方に歩いているおばさんが、なにやらブツブツと呟いてる。小さい声だったので、最初、何を言ってるか全く分からず、かと言って日本語ではないのも確かで、どうやら電話してる訳でもない。

「わー、春先に増えるって言う言葉の通じないアブナイ人かな。くわばらくわばら」と、思って緊張しつつ追い抜きがてら、それでも好奇心からつい、横目でチラっとおばさんの方を向くと、手には台本のようなものを持ってて、小さく呟いてるのは英語だった。英語劇か朗読会か分からないけど、どうやら、稽古中だったみたい。なぁんだ、と、安心して、

自分も落語の稽古を再開する。

 

 

 

 

 

はっ!!!!????

人のふり見たって、我がふり直せず。