落語鑑賞覚書

古金亭ふたたび
於 お江戸日本橋亭

小駒「垂乳根」
龍玉「駒長」
馬生「二番煎じ」

仲入り

今松「首ったけ」
雲助「夢金」

(敬称略)

久しぶりに衝動ではなく(笑)、結構前から予約して楽しみしてた会なのですが、もー!大満足でした。

小駒さんの「垂乳根」は、正確には受付で途中から聴いてたので曖昧なのですが、烏カァで夜が明ける、前に終わる型。凄く笑いが多かったなあ。

龍玉師匠の「駒長」は、粗筋は知っていたのですが、聴くのは初めて。所謂、美人局の噺で、悪党が似合う(大絶賛してます)龍玉師匠にぴったり。直接的なDVシーンが頻繁に出るのも、まず今の寄席じゃあ聴けなそう。

馬生師匠の「二番煎じ」は、寒々しい冬にぴったりの火回りの噺。登場人物がやたら多い上に、一人一人のキャラクターが際立ってる物凄い難しい噺ですから、とても私には手を出す可能性はないですが、明るくて好きですね。本編とはあまり関係ないですが、「キセルの雨が降るようだ」というフレーズは、いつか何処かで言ってみたいです。

今松師匠の「首ったけ」も、初めて聴く噺。お見立て、だったり、三枚起請、だったり、五人廻し、だったり、大抵の廓噺は花魁に振り回される男を笑うのですが、この噺は性悪の花魁が酷い目に合うのを笑うという、これも寄席じゃあ聴けないだろうなあ。ともすれば女性が眉をひそめそうなのだけど、上手く同情させないように演じられてるのは見事でした。

トリは雲助師匠の「夢金」。上記の通り、他の師匠も素晴らしかったのですが、やっぱり今日の目的はこの師匠でこの演目。侍の悪党っぷりが際立つ程、船頭の(まあ、こっちも善人とは言えなくて、それがこの噺の好きなところですが)格好良さが引き立ち、背景の雪景色と相まって芝居を見てるかのようか気持ちになりました。これを一人で表現するんですから、噺家さんってのは本当にすごいと改めて思いました。

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