VR小噺

そろそろ年末恒例、ユーキャンの流行語大賞の季節ですね。
今年ノミネートされるかどうかは分かりませんが、VRという技術が流行っているそうです。
VR、パチンコ台の事じゃないですよ、いわゆるバーチャルリアリティという奴でして、専用のメガネをかけると、まるで自分がゲームの中に入ったり、映画の中に入ったりとコンピューターが作った仮想現実が楽しめる訳でございます。
今年10月に発売された新型ゲーム機、プレイステーションVRも未だ予約殺到で、VR市場全体としては10兆円規模と言われております。すごいですねー。

で、こういう新技術にいち早く飛びつくのが軍需と、ゲームと、そしてエロの世界でして、ここにいらっしゃるお父さん方に朗報です!早速、仮想現実を楽しめるアダルトビデオ、いわゆる「VRポルノ」というものが市場に出始めているそうですよ。

でもこれ、せっかくだから何か落語に転用できないかな。
と、思って先日考えたのがVRはVRでもバーチャル落語会(Virtual Rakugokai)。

例えば、なかなかチケットを取れない柳家喬太郎師匠とか、春風亭一之輔師匠とか、立川談春師匠とかの独演会に、自宅に居ながらまるで会場にいるかのような雰囲気で楽しめる、あんまりリアル過ぎて、隣のバーチャル親父が携帯電話鳴らしたりとかね。
まあ、そんな時代は意外に早く来るんじゃないかと思います・・・

でも、私が一番実現してほしいのは、もうお亡くなりになった昭和の名人の高座をVRで再現してほしいです。圓生師匠だったり、志ん生師匠だったり
会場だって今は存在しない、たとえば東宝演芸場とか、人形町末廣とかを再現してうっとり酔いしれてみたいのですが・・・すちゃ(とメガネをかける)。

今日もバーチャル圓生師匠の「文七元結」、最高だったなあ(外す)、
あれ、なんかメガネの横にボタンがついてる、名人モード?なんだこりゃ。
えー、なになに、名人モードは、噺家さんの視点で落語会がお楽しみいただけます?
へー、やってみようかな、すちゃ。
おお~、確かに高座の上だわ。圓生師匠の視点が体験できるのか・・・!
受けてる!俺すげえ受けてるぞ!(圓生師匠に動きを合わせて)「さいでげす」・・・どっかんどっかん受けてる!
「文七元結、お時間でございます」パチパチパチ!わ~、た~の~し~い~!
で、メガネ外すと一人暮らしのボロアパートに戻ってくる訳でして、はあ、、、も一回やろうかっ!すちゃ。

ってな具合でね。徹夜なんてしちゃってね。
翌日ふらっふらで高座に上がるからなーんにも受けなかったりするわけですよ。

はあ、あ~あ、今日の客は本当に分かってねえなあ、俺、名人なのに、、、すちゃ。

・・・こういうのも「VRポルノ」に入るんですかね?
なんとか孤独死しないよう気を付けたいと思います。

 

ここにいるお客様は、VRじゃありませんよね?

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