落語鑑賞覚書

鈴本演芸場 夜席

朝七 道灌
遊京 金明竹
ダーク広和 奇術
扇遊 家見舞
小袁治 長短
小菊 音曲
琴柳 野狐三次〜木っ端売り
ストレート松浦 ジャグリング
はん治 妻の旅行

仲入り

二楽 紙切り
小三治 転宅

(敬称略)

落語教室に通い始めて5年目。
つまり、落語という芸能を目の当たりにして5年目にしてようやく国宝、小三治師匠に参詣いたしました。

これまでも、なんとなく畏れ多くて避けてたのですが、最近は著書「落語家論」を読んでしまいますます期待値が上がって行きづらくなりまして。とは言えやっぱり寄る年波には勝てないって噂も聞きますし、期待と不安がないまぜになりながら、鈴本に1時半間程並んでました。その甲斐あって、最近のマイフェイバリット特等席、左側前方二列目を確保。

トリまでのあれこれは、ごめんなさい。
興奮で記憶が全部薄れてしまいましたので、いい加減な事は語らず、敢えて割愛。

で、

国宝だ!本物だ!生きてる!動いてる!
人伝てに伺った通り、マクラたっぷりの人でした。ただ、一つ残念な事があって、結構、固有名詞が出てこないんです小三治師匠。でもね、出ないのが残念なのではないんです。問題は、それを助け舟したいのか、師匠が言いたかったのであろう固有名詞を叫ぶ常連であろうお客さん。はっきり言ってノイズでしかないから、止めるか速やかに退出して欲しい。正確な人名とか地名とかどーでもいいの、俺は小三治師匠の不正確でぼんやりとした話をぼんやりとした頭で聞きたいの!

本編の「転宅」に入った途端、小三治師匠の体内のスイッチが「がちゃり」と、落語モードに切り替る音が聞こえた気がしました。それからは、ほんとうに一挙手一投足すべて、吸う息から吐く息まですべてが素晴らしかったです。比較的淡々と話してるのに、要所要所の表情がやばい。特に、お菊さんから初めておまいさんと呼ばれた瞬間の泥棒のデレ顔。あの落差は、そんじょそこらのアニメのツンデレ美少女キャラが鼻息で吹き飛ばされるくらいの笑顔でした。そんな頭の悪い感想で良いのか。でも、とても背もたれに座ってくつろいではいられず、気付くと前のめりになって、瞬きひとつ、音ひとつ逃すものかと、聴き入ってしまいました。

と、言う事で、にわか落語好きの不安など軽々と越える、天高き秋空を眺めるような、幸せな時間で三連休は締めくくられました。

明日は寄席文字教室だぜイェー!
そろそろ年末の課題を考えないとヤバいぜイェー!(涙)

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