マルサの女

テレビか何かでうっすら眺めてた記憶はあるのですが、あの耳に残る音楽とか、ちょいちょい出てくるオッパイとかが、子供からしたらすんごいイカガワしくて、いつか大人になったらちゃんと観てやるんだ!と誓いながらも、いつの間にか興味が他に(ビックリマンとかミニ四駆とか)移った途端、すっかり忘れてしまうのが、まあ、子供よね。

摘発のシーンとか物凄い痛快な映画のはずなのに、税務署という場所がさせるのか、観客にとっては、どこか感情移入させてくれない超現実的な女性主人公との距離感が絶妙でした。比べて男性陣がややロマンチストで甘めなのは、今も昔も変わらないナァ。

あと、銀行のコンピュータだったり、携帯電話(つーても、ショルダーバックみたいなゴツいやつだが)だったり、スーパーマリオだったり、思ったより今現在に近いのが面白かったです。時流はきちんと押さえつつ、描く主題はどこまでも普遍的な、滑稽なまでの色と欲。

伊丹十三監督、凄みが好みです。

 

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