先日、
とある落語会で同席させていただいたお客様に
呉服屋の若旦那がいらっしゃいまして
ちょっとだけ、お話させていただきました。
「へー、老舗の呉服屋の店長さん
「何代目なんですか?
「え!それじゃ江戸時代から?
「なんて名前のお店なんですか?
「コイケヤ?なんかポテトチップスみたいっすね(笑)あ、小池屋さん、字が違うんですね。
「どこにあるんですか?
「…鈴本(演芸場)のとなり?職場近いし、今度行きますー!
なあんて会話があり、
無駄なフットワークの軽さが身上なので
早速、伺いました。
ボロッボロのビルの二階の小さいお店ですが、
壁は反物で敷き詰められ、
奥には板張りの小上がり(で、良いのだろうか)があって、
本当に、時代劇とか、弁天小僧の舞台とか
そんな感じです。やばい。これはやばい。
突撃訪問でしたので若旦那はいらっしゃいませんでしたが
暇そうに(こらこら)店番してた若旦那のお母様から「小池屋について・超初級編」みたいな話を伺いました。
なんでも、場所が場所なので噺家さんはもちろん、
歌舞伎役者さんや踊りの師匠さんもご愛用
そのお母様の祖父が志ん生師匠と仲良し、
着道楽で有名な志ん朝師匠の着物を一手に引き受け、
今は志ん輔師匠もご贔屓、
ついでにお母様は、池波志乃さん(捻りマフラーの嫁さん)と仲良しと言う、
もうここまで来たら全部お母様のウソでも面白いからオッケーですよ!と、内心思いましたが、やばい、立地と品揃えが信憑性ありすぎる…。
ちなみに、品物のラインナップは、「プロの為の仕事着・稽古着」がモットーだそうです。
ワーク○ンかな?
結局、幾つか相談事をさせていただき、
何一つ買ってないのにお茶と、店に置いてある東京かわら版(日本で唯一の演芸専門誌)を貰って(良い人だ)、その日は退散、
今週末にまたお伺いする事にしました。
あ、若旦那、僕と同い年で昭和52年生まれだそう。
海老蔵世代イエー!
楽しそうだなー、そういうの!
まだまだ勉強中ですが、着物の世界もディープで楽しいですよ。因さんは着物とか着られます?
数年前前までは、結構着ていましたよ!
中古で着物を購入して、焼き鳥食べに行ったり、ビアガーデンに行ったりと、それなりに楽しんでました!
マジすか?わーい!
早く上手くなって北海道の落語会にお呼ばれするようになったらお知らせしますので、着物で遊びに来てくださいまし!
来て来て、ぜひ来てー!
着物着て落語に行くなんて、粋なことやってみたい!!
返信は5階層までみたいですね。
そうおっしゃって下さると、稽古の励みになります!実現するぜ!