第14回仔鹿寄席 中止のお知らせ

7月12日に予定しておりました第14回仔鹿寄席ですが、ここ数日のコロナ感染者数の急増および、それに伴う都外への移動自粛要請を踏まえ、中止とさせて頂きます。楽しみにされておりました皆様には申し訳ございません。私たちとしても無念ですが、今は感染拡大防止を最重要と考え、ご了承いただければ有難く存じます。

次回予定は未定となります。
皆さまのご健康と、このコロナ禍の一日も早い収束を祈ります。

高座ログ

キャナリー落語発表会
於 お江戸両国亭

今日はキャナリー落語発表会でした。もともとの予定から延期した日程で、しかも朝から大雨と言う悪条件での開催でしたが、それでもお客様にお会いする事が出来ました。本当にありがとうございます。

私は「夕涼み」をネタ下ろししました。もともと、上方落語の「遊山船」を故・柳家喜多八師匠が江戸落語として改作されたネタ。残念ながら音源しか入手出来なかったので、分からない所は上方の「遊山船」を参考にしたり、講師の龍馬師匠と相談しながら試行錯誤して、その過程も含めて楽しく稽古させていただきました。

また、今回、緊急事態宣言および東京アラート解除後、かなり暫くぶりの高座でしたので大緊張。袖で明らかに自分の手が震えるのを感じながら、ひたすら人を書いて呑んで書いて呑んで…とにかく頭が真っ白で逃げたい、と思ってました。幾つか飛ばしてしまいましたが、結果的には暖かいお客様に支えていただき、何とか目的地に着地しました。ありがとうございました。

次のネタも決めました。寄席スタンダードナンバーへの18番、的に有名なネタですが、個人的に葛藤があって伸ばし伸ばしになったネタです。覚悟を決めて頑張ろう。

落語鑑賞覚書・補足

こないだこのブログで浅草演芸ホールは昼夜通しと書きましたが、コロナ感染防止の為、昼夜入れ替えになるそうです。まあ、このご時世ですから、営業して下さるだけ御の字ですわ。

落語鑑賞覚書

浅草演芸ホール 中席

昼の部

(途中入場)
曲独楽 紋之助
青菜 白酒

夜の部

平林 杏寿
狸鯉 小もん
洒落番頭 三朝
奇術 アサダ二世
グレコ奮闘記 ぐんま
つる 扇遊
ギター漫談 ぺぺ桜井
紀州 柳勢
野ざらし 百栄
紙切り 正楽
締め込み 小満ん

仲入り

都々逸親子 一九
顔の男 小ゑん
粋曲 小菊
猫と金魚 文菊
百面相 さん生
太神楽曲芸 仙三郎社中
純情日記・横浜編 わさび

(敬称略)

新二つ目・ぐんまさんの新作バックドロップのお祭り騒ぎの直後に、扇遊師匠がぐっと引き戻す「つる」の豪腕ぶり、からの新真打・柳勢師匠の古典バックドロップ!最高でした。文菊師匠の猫金は初めてでしたし、さん生師匠がお正月興業以外で百面相されるのも初めて。寄席は(良い意味で)定番な日もあれば(良い意味で)はちゃめちゃな日もある。一期一会だから油断できないし、離れられない。

「新作落語も、他の誰かがやったらそれは古典落語」と言うフリからの、純情日記・横浜編。わさび師匠バージョンを聴くのは初めてでしたが、暫く喬太郎師匠作だったのに気づけないくらいに、違和感なかったなあ。堪能しました。

落語鑑賞覚書

浅草演芸ホール 6月中席 昼の部

まぬけ泥 やまびこ
平林 白浪
熊の皮 やまと
浮世節 橘之助
兵庫船 彦星改メ 彦三
一眼国 正蔵
ものまね 小猫
子褒め 龍玉
お父さんのハンディ 圓歌

仲入り

漫才 ジキジキ
夕立勘五郎 志ん輔
妻の旅行 はん治
紙切り 二楽
芝居の喧嘩 一朝
お菊の皿 雲助

仲入り

女たちと竹の子 こみち
漫才 ロケット団
漫談 馬風
千両みかん さん喬
曲独楽 紋之助
松曳き 白酒

(敬称略)

今日は二つ目に昇進した彦星改メ 林家彦三(ひこざ)くんのお祝いに、という口実で解禁後、初の寄席に。いや、実際には菊龍師匠だったり小駒くんだったり(正雀師匠経由で)某小◯島さんだったり何かと接点があり、さほど口実でもないんです。最後に聴いたのが国立の鹿芝居だから、まだ半年も経ってないですが、不思議と二つ目の雰囲気になるもんだ。これだから若者ってやつは!福島出身だそうですので、地元の方も是非。あとイケメンです。腹立たしい(笑)

それと、現状の浅草演芸ホールのコロナ対策について。まず、入場前に検温と消毒、座席は市松模様に使用されており、全ての客席が前後左右、1席ずつ空けている状態。プログラム上は仲入り1回になってますが実際には2回、仲入り時には側面の扉(お正月興行に行った事がある人はピンと来ると思いますが、直接、路上に出る扉)を開けて換気してました。昼夜は通し。お客さんは(上の様に飛び飛びにはなりますが)満遍なく入ってました。客席でマスクしてない人は流石に見かけなかったなあ。これを十分と考えるか不安と考えるかは読んでる人に委ねるけど、マァ、完全に元通りになるはまだ数ヶ月、下手したら一年かかるんじゃないかな。

ちなみに高座の上はいつもと一緒。特にアクリル板やフェイスガードやマスクは無く、でした。楽屋までは流石に分からないけどね(笑)

番組は全般的に、軽い噺や鉄板ネタが多かったのが逆に安心しました。実家のようなマンネリズム。

活ハウスにて。

‪今日ランチビール片手に、たらたらと活さんに愚痴ったけど、コロナ禍に対する社会人落語家の危機意識のレベルって宣言解除がどうの経済活動がどうの言われても、最終的にはその人の価値観や、その人の環境によって全然違う。早く人前で喋りたいお気楽な奴(まあ、どちらかと言えば、言わなくても僕もその部類)がいれば、どんな対策を打っても怖いモンは怖いと言う人もいる。

んで、ここんとこの傾向から見える、危機意識のレベルが違う一番大きな理由は同居人の有無だと思う。まぁ、自分の道楽と同居人の命を天秤にかけられないのは、人として普通の判断だよなあ。なんて思いながら帰った。

実際、僕はコロナ禍が始まって以降、帰省してない。怖いからだ。そんな男に首都圏外や、親世代(あるいは同世代でも家族と同居)を巻き込む資格などない。とは言え、配慮が足りない事もきっと多いのだけど。

そして告知はしてしまう二律背反。会として衛生には最大限、注意を払いますが、最終的にはお客さん個々人の体調や環境を踏まえた判断に甘える形になります。自己の命を顧みず冷静さを失って僕に夢中になってしまうようなファンは、この世界には存在しないと言う…自分で言ってて有難いような、なんだかとても心細いような(笑)

野球や麻雀じゃないんだから既定の人数が揃わないと出来ないゲームじゃない所がまだ、救い。暫くは、色んな価値観のレベルを調整しながら、告知したり延期したり中止したりが続くのだろう。

緊急事態宣言が始まった頃、「afterコロナ」に向かって自粛してればまた元の世界に戻る、と言う理屈を何の根拠もなく持ってたけど、今では「withコロナ」の中で自衛しろなんて時代になるとはね。僕個人は、でき得る限り経済活動と同じく(いや、プロの噺家さんにとってはまさに経済活動なのだけど)趣味とコロナ対策との両立を探っていきたいと思うけど、同時に頭のどこかで「近い将来、この趣味を捨てざるを得ない状況が来るのではないだろうか」と、思ってる。

それはそれであんまり悲観してない。落語を始める8年前まで戻るだけだし、何かを捨てる事で、別の可能性を得る事はよくあるからだ。簡単には捨てないけどね。人生成り行き。

落語寺子屋発表会 延期

ほぼ、告知してませんでしたが、6/21に予定しておりました落語寺子屋発表会は、コロナ感染防止の観点から延期となりました。2月に続き連続で延期となってしまい、申し訳ございません。延期先は9月頃を予定しております。正式に決まりましたら、またこちらでもご案内させていただきます。それまでには、少しでも安心して暮らせる日常になる事を祈るばかりです。

ちなみに2月の根多は「ふぐ鍋」、6月の根多は「道灌」でした。

9月の根多はこれから稽古なのですが、まだ未定です。さてさて。

ここ数ヶ月で思うこと色々

・緊急事態宣言が解除され、今日から新宿と浅草の寄席も再開されました。こうやってブログを書くのも随分と久しぶりになってしまいました。みんな元気?僕はぼちぼちよ。

・自粛中はオンライン落語会に随分とお世話になりました。勿論、落語はライブである事には変わりはないのですが、また違った楽しみもあるもんだ、と感心する事しきり。

・あと、SNS全般で、人間の心の嫌な所ばかり見えてしまったなあ。いや、客観的なのはフェアじゃないか。僕自身も持ち前の器の小ささでトラブルを起こしてました。反省。

・SNS上に流れてくるバトンも割と楽しんだ方です。興味あるのもないのも両方あったんですが、自己満足であれ妙に達成感あるし。

・さっき、超久しぶりに落語会の告知しました。勿論、このコロナ禍で直前まで開催するかどうか分からない事は承知の上で。自粛疲れの反動かも知れないし、自粛に慣れてしまう事への抵抗かも知れない。プロの噺家さんですら、不要不急と見做されるご時世、ぶっちゃけアマチュアはやらなくていいのだ。やる事によって反対に世間に迷惑をかけてしまう可能性だってある。この機会に一度、全部やめてしまう事も考えました。

・でも、続けることを選びました。何も言われる前から忖度して自粛する事に嫌気がさしたのです。なので、おっかなびっくりでも、怒られながらでも、失敗しながらでも、今のご時世にあったやり方を探していこうと思います。なるべくリスクは自分一人で負うつもりだけど、もしもの時は、前もってゴメンよ共演者(笑)

・そんな風に頑張る反面、今年は大会を辞退するつもり。今年あと何回、人前で落語できるか分からない状況で、大会用にネタを絞って磨く気になれず。いまは、ただ、大好きなお客様の前で大好きな噺をお喋りする時間を噛み締めたいのです。会いたい人には大会じゃなくても僕は会いに行くし。

あー、だいたいこんな感じよ。ブログの方も徐々に書き始めますので、偶には見に来て下さいな。

「そのほかの出演情報」更新

そのほかの出演情報

今週末、4/18開催予定の「第3回でこぼこの会」ですが、コロナ感染防止の為、7/4に延期になりました。楽しみにされていたお客様、申し訳ございません。ですが、当初、休演予定の鹿鳴家かかをが開催日変更により出演となりましたので
フルメンバーでの開催です。沢山のご来場心よりお待ち申し上げます。

と、このブログも今月はお休みしたいと思います。5月になったら、3月の振り返りを書いて再開…出来る状況になる事を祈ってます。