高座ログ

落語寺子屋発表会
於 台東区社会教育センター

コロナ禍で2回中止になったので約一年ぶりの落語寺子屋発表会でした。人数制限やマスク・フェイスシールド着用等々、通常開催とは至りませんでしたが、それでも沢山のお客様にお越しいただきありがとうございました。

私は「替り目」を演らせていただきました。酔っ払いの噺は何度やっても苦戦するのですが、それ以上にこの噺、好きなんですけど、亭主関白的な価値観だったり、カミさんの美醜を弄ったり、そもそも酔っ払ってれば何言っても許されるの?とか、今のご時世だと自分自身もリアルだとちょっと躊躇う言動が多くて…最後に一応、カミさんへの本音の愛を語りますが、そうなる前の会話も罵り合いっぽくならないようにしたいなあ、と思ってやったつもりなんです…ああ、言い訳です。はい、難しいですね。でも、やっぱり酔っ払いの噺では一番しっくりきた気がします。

次の噺も決めました。これまた自分の中には余りない感情を出す噺です。でも、それを演じる楽しみは持ってたいナァと思って決めました。

落語鑑賞覚書

福袋演芸場 珍品掘り起こしの会
於 池袋演芸場

探偵うどん 馬太郎
縮み上がり 始
石返し 朝之助

仲入り

笑茸 一蔵
めだか 正太郎

(敬称略)

朝早々と向かったのですが、既に三十人近くの列。僕は何とか最後列に座れたのですが、立ち見、札止め有りの満員御礼でした。でも、その甲斐あって面白かったナァ。ただ珍しいってだけではなく、レギュラーな演目にはないシチュエーションだったりクスグリだったりと言う意味では、確かにオンリーワンな噺が揃っておりました。

落語鑑賞覚書

春風亭正朝・正太郎 親子会
於 ゆにおん食堂

権助魚 正太郎
棒鱈 正朝
大山詣り 正太郎

仲入り

子は鎹 正朝

(敬称略)

正太郎さんは来年3月に真打昇進と同時に、九代目春風亭柳枝を襲名するとの事で、正朝師匠のマクラではその経緯をたっぷり。これまでも何度か真打昇進の風景を見てますが、あんなに照れまくって嬉しそうな師匠は初めて見たナァ。

「そのほかの出演情報」更新

そのほかの出演情報

相模亭くり坊さんからのお誘いで、10/4の落語beyond global に出演させて頂きます。オンライン会議ツールzoomを使って日本とアメリカを中継すると言う試みです。私は東京の活ハウスの高座から出演させて頂きます。⬆︎のリンク際に予約用のメールアドレスを記載しておりますので、zoomでご覧頂くか、活ハウスにご来場頂くかを明記の上、ご予約お願いいたします。

11月1日に予定しておりました「もめんどおふの会」ですが、残念ながらこちらは中止とさせていただきます。楽しみにされておりましたお客様、申し訳ございません。コロナ禍が収束しましたら改めて告知いたしますので、暖かく見守っていただければ幸いです。

落語鑑賞覚書

新宿末廣亭 中席

(昼の部・途中入場)
鮑のし 馬石
親子酒 小里ん
太神楽 仙三郎社中
百川 白酒

(夜の部)
子褒め 八楽
見世物小屋 一猿
奇術 マギー隆司
寄合酒 一九
池田屋前 勢朝

仲入り

音曲漫才 おしどり
紀州 錦平
母のアンカ 圓歌
紙切り 楽一
フィ! 小ゑん
宗論 一朝

仲入り

壺算〜根岸律子 こみち
漫才 笑組
夏泥 龍玉
持参金 扇好
太神楽 勝丸
猫の災難 一之輔

(敬称略)

落語鑑賞覚書

鈴本演芸場 8月下席 夜の部

元犬 菊一
道灌 やなぎ
太神楽 仙三郎社中
桃太郎 圓太郎
強情灸 菊太楼
漫才 ニックス
下町せんべい 小ゑん
壺算 左龍

仲入り

音楽 のだゆき
夢の酒 燕路
紙切り 楽一
お化け長屋 小平太

(敬称略)

落語鑑賞覚書

吉例 納涼 住吉踊り
於 浅草演芸ホール

たらちね 菊一
初音の鼓 遊子
魚根問 始
からぬけ 志ん吉
漫才 笑組
子ほめ ときん
元犬 金八
ものまね 小猫
桂昌院 紅
うわさ小町 こみち

中入り

紙切り 二楽
三平小噺 鉄平
真田小僧 金時
漫才 ロケット団
権助提灯 菊千代
医者小噺 扇遊
ギター漫談 ぺぺ桜井
漫談 圓王
浮世床・本 白酒

中入り

マジック 花島皆子
噺家の夢 一之輔
漫談 馬風
漫才 にゃん子・金魚
こうもり 木久蔵
やかん工事中 圓歌

中入り

善光寺の由来 菊春
浮世節 橘之助
替り目 志ん彌
大喜利 納涼 住吉踊り

(敬称略)

落語鑑賞覚書

吉例夏夜噺 さん喬・権太楼特選集
於 鈴本演芸場

代脈 小平太
大神楽 仙三郎社中
浮世根問 甚語楼
露出さん 百栄
長短 菊之丞
奇術 アサダ二世
加賀の千代 一之輔
清水次郎長伝より、小政の生い立ち 琴調
午後の保健室 喬太郎

仲入り

粋曲 小菊
青菜 権太楼
紙切り 正楽
妾馬 さん喬

(敬称略)

元々、喬太郎師匠の代演で一之輔師匠だった筈が、喬太郎師匠の出演予定の会がコロナで中止となり、結果、両人とも出演する事に(笑)なので他の日と比べて出演者が一人多いと言うお得な会でした。

10日

第五回珍來の開催日から10日経ちました。調べてみると、新型コロナの潜伏期間は平均5〜6日、最長でも14日との事ですが、今のところ、他の共演者の方やお客様からも発熱等のご連絡はいただいておらず、僕自身も勿論、体調不良になる事なく、穏やかに過ごしております。専門家ではないので断定は出来ませんが、一応クラスタになる事なく開催できたと考えて良いのではないでしょうか。検温やマスクや消毒等、感染予防のご協力ほんとうにありがとうございました。

ホッとしていると同時に、これから会を開催するたびに毎回このレベルの覚悟をしなくちゃいけない状況に、アマチュア落語会の主催者は肝が冷える思いです。ちょっと前に仔鹿寄席の中止を決断したのは、感染者数が200人を超えたからですが、最近は200人台なら「今日は新規感染者数が少ない」と見做されるし、政府と自治体で行動指針が真逆だし、盆にも帰省できないし、ま、愚痴っても仕方ないので暫くは東京を満喫します。

高座ログ

第五回 珍來
於 活ハウス

オープニングトーク どテ珍・福来
道灌 福来
反対俥 どテ珍

仲入り

夕涼み 福来
欠伸指南 左笑

仲入り

余芸 福来
死神(誉れの幇間) どテ珍

新型コロナ感染対策の為、完全予約制、しかも当日はいつも通りの雨天(珍來の開催日は必ず雨または雪が降る)にも関わらず、7名のお客様にご来場いただき本当にありがとうございました。当日はマスク着用と入口での消毒、上演中こまめな休憩、換気を挟ませて頂きましたが、オープニングトークでもお伝えしました通り、数日の後、体調を崩されてしまった場合は、速やかに医療機関にてご診断いただき、出演者あるいは活ハウスにご連絡をお願い致します。

そんな真面目な案内から始まったオープニングトークでしたが、普段はグタグタになりがちなフリートークが意外に(?)はずんで盛り上がりました。どテ珍さんイメチェンしたしねー。

さて、自分の感想の前に、相方のどテ珍さんは「反対俥」と「死神(誉れの幇間)」どちらも爆笑をかっさらってました。どテ珍さんは日常的に創作落語を作る人なので、古典の中にも現代的な、ちょっと毒のあるくすぐりを自然に入れ込むのが本当に上手いです。特に今回は一つも外してないんじゃないでしょうか。トリの死神(誉れの幇間)は、三代目金馬師匠のお手本にした、まあ改作と言っていいくらい雰囲気の違う噺。落語初心者の方は勿論、長年聴いてるようなお客様も、興味深く浸っておられました。

今回のマドンナは、おさむ家左笑さん、本業は舞台女優さんで、実は第一回珍來から皆勤賞でいらして下さる、珍來に来てくださったお客様なら必ず「ああ!」と思ってくださる裏のレギュラーメンバーさんなのですが、満を持してのご出演でした。夏らしく「欠伸指南」をされてましたが、発表会以外の出演は初めてとは思えない、流石の舞台度胸と滑舌の良さ、丁寧な演技で楽しく聴かせていただきました。

で、僕。開口一番は「道灌」。本当は寺子屋の落語教室発表会でネタ下ろしする予定でしたが、コロナで中止となり、この機会を使ってネタ下ろしさせていただきました。凄くベーシックで、如何にも落語的な噺なので、やってる本人は楽しいのですが、いざ人前でやってみると想像通り難しい…不安なのでマクラ多めに振って挑んだお陰で何とか持ち堪えたつもりですが、それでも正直ややウケかなあ。どテ珍さんが志ん生師匠版と気付いてくださったのが嬉しい(笑)時期を選ばない噺なので、またチャレンジしたいです。

もう一つは「夕涼み」。これと踊りがあったので浴衣で高座に上がったのでした。つい先月、キャナリーの発表会でネタ下ろしした以来でしたが、その時に色々と忘れてたくすぐりを盛り込めて良かったです。あと、お行儀の良い発表会と違って、ほんの少しだけ、本来の喜多八師匠バージョンに近い「バレ」に近づけた演出にしたら、思ったより反応が良くて良かったです。みんな好きねぇ(笑)

あとは余芸でまた踊りを。夏だし何にしようかな、と思ったのですが、勉強会だし良いやと、まだ上がってない「深川」の深川〜吉原までの短縮版を。これで「夕涼み」「欠伸指南」含めて船遊び三部作でした。「船徳」やってないのに(笑)口直しに、後は、疫病退散と言う事で「かっぽれ」を踊らさせていただきました。

会場をご提供いただいた活砲偽さん、設営を手伝ってくれたぽっぽくん、撮影してくれた愛歯照ちゃんもありがとうございました。

次回は11月23日(月・祝)予定です。実はマドンナも決めてますが、詳細は番組内容含めて後日ご案内いたします。それまでには、もう少し安心して落語会が出来る世の中になりますように。